社労士試験の一般常識対策の講座や勉強法について

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社会保険労務士試験において、難関の一つが「一般常識」です。本試験では、「労務管理その他の労働に関する一般常識」と「社会保険に関する一般常識」として出題されます。

この科目の特徴は、とにかく範囲が広くどこから手をつけていいのか、どこまでやればいいのか、そしてなにより学習時間が膨大となることです。

このことから、一般常識という科目を苦手とする受験生は多く、いやほぼ全員が嫌っているでしょう。私ですら、未だにアレルギーがあります。

しかし、ここは合格の要でもありますがら、出来る限りの努力はしておきたいところ。このページでは対策法や勉強法、おすすめの書籍や講座をお伝えします。

合格を掴みに行きましょう。

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そもそも一般常識とは?

先ほども述べたとおり、一般常識とは「労務管理その他の労働に関する一般常識」と「社会保険に関する一般常識」の科目の総称です。

選択式ではそれぞれ独立して出題されます。択一式では5問ずつ計10問の統合した科目として出題されます。

科目の対象は、今まで学習した労基法・労災保険法といった主科目以外の細々とした労働・社会諸法令と、一般に「労働経済」と呼ばれる統計資料からの問題です。統計資料は「労働経済」・「厚生労働白書」・「労働経済白書」で構成されています。

「社会保険に関する一般常識」の択一式は、法律問題は比較的楽です。社会保険の沿革についての問題はやや骨を折りますが。

問題となるのが、「労務管理その他の労働に関する一般常識」の択一式です。構成は法律問題2問と統計資料などから3問です。この統計問題が毎年受験生を悩ませます。

その統計の資料は、厚生労働省が毎年発行する「労働経済」、「厚生労働白書」と「労働経済白書」です。その中身は、わが国の労働行政等の報告書と労働統計資料で構成され、それらを併せたページ数だけでも800ページほどあります。

労働社会諸法令には対処できても、統計資料や白書の膨大な量を前に、あたふたする受験生が毎年続出しています。どうすれば良いのでしょうか?

試験の傾向と対策

労働経済について

労働経済は、各種統計資料集です。以前は、各法規と組み合わせた問題が主でしたが、最近では、一つ若しくは複数の統計資料から大問が作られる傾向にあります。主要な統計は知っておかなければいけません。

厚生労働白書について

厚生労働白書からは、社会保険労務士試験で出題される範囲は凡そ決まっています。特に、ページ数が500ページ以上ありますが、社会保険労務士の今までの勉強した箇所の現況や沿革などが問われるので、そこまで毛嫌いする必要はありません。

そうは言っても、ページ数は多いので気負いしないようにサラサラと読んでください。ただし、全てを覚えようとして読んではダメです。時間が足りません。重要なポイントを押さえながらの勉強となります。

それでは、重要なポイントとはどこなのか?それを手っ取り早く知り、効率的に勉強できるのが、単科講座(オプション講座)や専用教材です。この後でご紹介します。

労働経済白書について

労働経済白書は、諸々の統計資料から日本の労働経済について報告書としてまとめたものです。毎年テーマが決められており、27年は「労働生産性と雇用・労働問題への対応」がメインテーマで、経済再生・効率的な働き方・少子化における地方経済といった視点から語られています。ページ数は約200ページ程です。

こちらは厚生労働白書に比べてある程度対策が取り易いでしょう。概要版であれば、ページ数が少ないので要点が分かり易くなっています。それを読んで白書が伝えたいことを押さえておけば問題ないかと思います。

白書の概要版は厚生労働省の下記ページで読めます。それ以外は時間をかけてじっくりとは読まないでください。

厚生労働省:白書、年次報告書(http://www.mhlw.go.jp/toukei_hakusho/hakusho/

どのように対策するか

残り少ない時間に、これらに対処できる時間は限られています。効率良く学習して得点するためには、どうしても講座などに頼る必要があります。次からは講師の視点からオススメのものをご提案します。

 

おすすめの一般常識対策講座や書籍について

TACの一般常識セミナー

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先ず一番におすすめなのが、「TACの一般常識セミナー」です。

一般常識が苦手な受験生の多くが受けているTACのオプション講座で、2回の講義で、試験で重要な箇所・問われそうな箇所に焦点を当て、効率良く学習できる講座です。

膨大な情報量から大切なものがピックアップされているので、短時間で網羅できる内容の濃い講義が特徴です。これだけやっておけば試験対策として問題ありません。

付録として最新の統計資料を使った演習問題が付いており、本試験対策の予想問題集として使えます。

受講開始時期は毎年7月からですが、4月の受付開始から人気講師の教室講座はすぐに埋まってしまいます。事実、大阪梅田校の貫場先生の教室は毎年早期に締め切られています。

私としては、自分のペースで、なおかつ本試験実施日まで何度も勉強できるWeb通信講座がおすすめです。Youtubeで視聴するのと同じ感覚で見直したいところを繰り返し見直せる点がポイント!講座料金は10,000円を切っており、高コスパです。入会金も必要ありません!

TACの法改正・労働経済セミナー

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次にお勧めしたいのが、「法改正・労働経済セミナー」です。

こちらもTACのオプション講座です。社労士試験でとても大切な法改正と労働経済がセットになっています。

社労士試験において法改正の学習はとても重要です。特に直近3年間に行われた改正内容は出題頻度が高く、ここをしっかりと学んでいるかで得点率が大きく変わります。

講義では、直近1年間の必須改正ポイントを学び、演習問題集で過去3年間のほう改正内容を集中して学習する方式です。労働経済は、試験に頻出の主要統計をピックアップして勉強します。

こちらの講義は、TACの受講生であれば講座の中に含まれているものなので、受講生以外の方がオプションとしてよく利用しています。私の講義を受けていた過去の合格者の方々もWeb通信講座などで受講されたようでした。

上でお伝えした一般常識セミナーと同様に、池袋校や梅田校では早期に埋まるほどの人気ぶりです。こちらもWeb通信講座がおすすめです。見直したいところを繰り返し見直せる点が助かります。

各出版社の対策本

講座を使わなくても、自分で時間管理をしながら勉強できる方であれば、書籍で対応することも可能です。

アマゾンの社会保険労務士テキストの売れ筋ランキングから上位のテキストを買っておけば問題は無いでしょう。各社そこまで大きな違いはありません。

注意点はのめりこみすぎない事です。心配ならば、先に見たオプション講座で対策したほうが精神衛生上は良いですよ。

下記の社労士のオススメ問題集・テキストのページでも、簡単ではありますが触れています。ご一読ください。
社労士試験のおすすめ問題集やテキスト

白書・労働経済の勉強法について

講義などで伝えられると思いますが、白書・労働経済共にとにかく膨大な量なので、全てを暗記しようとしては絶対にいけません。

上でも述べましたが、時間が限られていますので、重要となる箇所を順位付けし、最優先項目から順に勉強していく必要があります。

講義であれば、講師に従って勉強すれば問題ないでしょう。書籍で勉強する場合は重要度に応じた印等が付いているはずですので、それを目安にしましょう。

労働経済は、数字を丸覚えする必要はありません。例えば、「労働力人口が6,587万人」とあれば、「6,600万人」として覚えます。正確な数字ではなく、「約」でいいのです。いわゆる数字を丸めるというやつです。

それから、数字を覚えるだけでなく、その統計資料の傾向を知っておく必要があります。例えば、「雇用者は増加傾向だが、自営業主・家族従業者はずっと減少傾向にある」という流れを知ることが大事です。自営業は大変なんですよ~(ぼやき)。

厚生労働白書は、ここ数年前まで(20年から24年頃まで)は出題されていませんでしたが、最近は再び出題されているので手は抜けなくなってしまいました。

年金制度や医療制度の沿革や時代背景を順を追って学習します。そこまで難しいことは書かれてないので、歴史の読み物だと思って勉強すればいいでしょう。

労働経済白書も同じく、日本の世相を反映させた読み物です。こちらはこのページの上部にあるリンクから数ページの概要版を読んでから勉強すると楽です。ご活用ください。

最後に、一般常識という科目は非常に費用対効果の薄い科目です。時間を掛けたからといっても、必ずしも得点には結びつかない不遇な科目です。心配でしょうが、力を入れすぎずそこそこの勉強で済ましてしまいましょう。

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