合格者が語る社労士試験のおすすめの通学・通信講座

社労士の合格通知書 社労士講座
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社会保険労務士試験はここ数年、難易度が増しています。

初めて勉強される方は、その勉強量と勉強の仕方に途方に暮れる事が多いでしょう。

毎年、私の担当する講座でも多くの初学者が勉強について悩みを抱えています。一つ一つの相談内容は様々ではありますが、共通するのは高い目標に対して今の勉強方法で辿り着けるのかということです。

合格に必要な教材と講義を揃え、授業開始前後にフォローしても尚その悩みは尽きないようです。初めて講義を受けられる方のみならず、何度も受験したことのある方もです。

それだけ、社労士試験は社労士の資格学校に通う生徒さんですら大変だということです。

いわんや独学者、初学者をや。すべて自前で情報と教材を揃えて難関資格に挑むのは厳しいことでしょう。

社労士試験対策の講座は、本試験で戦うための土台作りと道標のお手伝いをします。本試験の憂いを少しでも軽くして、ゴールに辿り着くための伴走者です。

ただ、どの学校や講座を選べばいいのか判断がつかない人がほとんどでしょう。ここでは、初学者で合格した私の受講体験と講師経験を元に、比較検討した講座をご紹介します。皆様の一助になれば幸いです。

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社労士講座の通学講座と通信講座のどちらがいいか

受講を検討されている方で悩ましい問題の一つが、通学講座と通信講座のどちらがいいかということです。

私の体験講義を受けてくださった方が必ずと言っていいほどお聞きになる質問です。お悩みのパターンごとに、どんな講座がいいかを考えていきましょう。

教室までの距離が悩み

例えば、教室まで距離があるという方がいらっしゃいました。その方はちょっと遠方から来られていて(わざわざ体験講義のためお越しいただいて有難かったです)、仕事が終わってからではとても開始時刻まで間に合わない、とのこと。

このような時は平日の講義ではなく、休日の講義をご案内しています。

ですが、通学に要する時間が多くなりかえって勉強時間が取り辛くなる場合は、素直に通信講座をおすすめします。

モチベーションの悩み

通信講座の場合、ほとんど自宅・通勤時の電車内・隙間時間で講座を消化します。教材は郵送で送られてきて、自らを奮い立たせて受講しなければいけません。

以前は通信講座を受けられて、今回からは通学講座を希望される方がいらっしゃったのですが、ご本人曰く、仕事とプライベートの時間を言い訳に、講座を終わらせることができなかったと後悔されていました。

通信講座は孤独です。ちょっとつまづいた場合、電話などで質問するにしてもちょっぴり勇気が要ります。そのちょっとしたつまづきでも、塵も積もればなんとやら。目の前の課題が山となり、崩すにも時間がかかりそうで結局放置することになったそうです。

定期的に送られてくる教材も後半部分は手付かずのまま。意思が本試験まで持たなかったとお話いただきました。

TAC・大原・LECの大手学校であれば、受講生に向けてのネットや電話での相談窓口を開設しています。勉強の悩みも聞いてくれます。しかし、人によっては教室での質問より敷居は若干高いかもしれません。

誰かそばにいないと不安だ、同じ目標を持つ人たちと緊張感を持った方が勉強し易い、とお考えであれば是非、教室講座をお選びください。

たとえ通信講座であろうが、「分からない時や悩みは積極的に質問するよっ!!」と自信のある方、どんどん届いた教材をこなしていく気構えがある方は、通信講座でやっていけるでしょう。

ただ、質問内容は簡潔にまとめていただけると助かります。お願いいたします。

ちなみに、大手3校は通信講座でも合格祝賀会へちゃんと参加できます。ご安心を。

体験することで得るものがある

講師・テキスト・副教材は自分で見聞きしないと分りません。

受講中のアフターフォローについても、実際に自分で体験するか、もしくは体験した人に生の話を聞かない限り実態は十分にはつかめません。

社労士の学習経験や講座受講経験が無い人にとっては、どの資格学校や講座が自分に合うかは体験しないと分らないものです。

出来ることなら、足がかりとして教室で行われる体験講座の受講を推奨します。それを基礎として他の学校や講座を比較した方がいいでしょう。

しかし、なかなか校舎まで出向くのは難しい人もいらっしゃるでしょう。そういった時には、資料請求時の資料や付属されるDVD等で内容を確認しましょう。

管理人の判断

さて、現在の私の立場ですと、通信講座で選びます。

会社勤めの方や自営業の方の立場では、通学は厳しいと感じます。必ずしも決まった時間に通えません。休日に自宅から通うにしても、時間と金銭面で辛いのです。

講師として各社の講座や教材を扱いますが、「通信講座でもちゃんと勉強すれば十分合格できるじゃん」と実感しています。

特に大手3校は問題ありません。講義は通信受講生向けに録画録音されています。カメラワークもばっちり。黒板やホワイトボードの板書は録画を考えて行われますし、WEB通信講座では板書をpdfファイルで確認できます。

Youtubeで授業を受けるような感じです。非常に便利です。

Webでの授業以外に、例えばTACでは総合本科生(社労士講座の一番人気の講座)は通信講座(WEB通信やDVD通信。資料通信講座は除く)であってもスクーリング制度を利用して、回数限定ながら教室講座を受講できます。

通信といえども各校舎の自習室が無料で使えるので、会社帰りにふらっと立ち寄ることが出来ます。また、模擬試験も会場受験が可能です。

つまるところ、大手3校は通学講座と通信講座で差は感じにくいのです。だったら、気軽に受けられる通信講座を今の私なら選びます。

大手の通信講座は、通学講座と遜色無し!

社労士試験の学校や講座を選ぶポイント

社労士講座を開設しているスクールや学校はたくさんあります。どれを選んだらいいか決心がつかないのも無理はありません。判断材料が少ないからです。

ただ、今までの経験を元に万人向けのお奨めとして、TAC・大原・LECの大手3校を挙げます。これらから選んでおけば、間違いは少ないでしょう(講師が合う合わないは別です)。

追記:最近、LECが心配です。

私が選んだポイント

私の初めての講座選びのお話をしますと、知人に聞いて回りました。幸運にも、私の周りに何人も社労士として活躍している人たちがいました。その人たちにどこが良いか訪ねてみたわけです。

一番評判の良かったのは「資格の学校 TAC」でした。その後、物は試しとTAC・大原(TACの側にあったため)・LEC(駅近くで便利そうだったので)の体験講義を受けに行きました。

そこで分かったのは、講師・テキスト・副教材に、アフターフォローの質というものです。流石、大手資格学校。テキストは各社違いがあるけれども使い勝手が良い。講師は迫力のある方で(定期的に発破を掛けるTACのおばちゃん先生)、法律を知らない自分でも分り易い。

結果として、私にとって感覚が合い、現社労士の方の評判も良かったTACの総合本科生に10月から通うことにしました。先生は怖かったけど、それが逆に緊張感がもてるだろうと決定要素のひとつになりました。

特にTACのテキストと、副教材の「実力テスト」・「答練」・「模擬試験」で合格に大きく近づけました。

TACのテキスト

TACのテキストと問題集。講座研究のため使っています。

 

安さを売りにする講座に注意!

大手学校の受講料は高いといわれますが、模擬試験が含まれている事や問題演習、講座の内容を考えると、そう高い訳ではありません。

安さを売りにしている通信専門の学校が開く講座といえども、大手並みの質と量にしようとすると、結局は高くなります

そして、安いことを謳い文句にしている通信専門講座には、次のような訳があります。

テキストや教材の中身が薄い

受講料の安さを売りにしている講座は、テキストが余りにも薄くて内容が乏しいものだったり、その薄さを授業CDやDVDで穴埋めをしようとするものだったりします。

本来テキストに記載しなければいけないものを省き、授業内に口頭で補おうとすると、受講生はひたすらテキストに書き込み続けなければいけません。そんな状況では、テキストに漏れなく書くことに一心不乱となり内容は十分に理解できません

聞き慣れない言葉であれば、何度も聞き返すこともあるでしょう。そんなこんなで、テキストへのカキコミだけで多くの時間を費やしてしまうのです。ほとんど理解できていないのに、時間だけは経っているという悪い結果となります。

最近の試験の傾向に合っていない

テキストなどを作成するにはコストが掛かります。

社労士試験が扱う法律は法改正が多い事や試験傾向が毎年変わる事から、講座の作成に携わる人員は少なくありません。だから人件費は大きくなります。

したがって、良質な教材は値段が高くなる傾向にあります。そして、必然と講座の料金に反映されます。

では、安さが売りの講座は一体どうやって低価格を維持するのでしょうか?もうお分かりだと思いますが、教材類の作成の手間を省くのです。試験傾向・法改正・教材間の整合性をあまり反映しないようにすれば、安い教材が出来上がります。

このように、『安さを売りにする講座は何かある』のです。

ステマに注意

また、受験経験や受講経験の無い人のいい加減なネット上の社労士講座ランキングなどもっての外です。その類のサイトはどれもランキングの内容がほぼ同じで、必ずと言って良いほど安さを売りにする某通信専門講座を扱う業者をトップに据えています。

パンフレットだけを集めてランク付けをしているサイトも要注意です。素人がパンフレットだけでは講座の良し悪しは判断出来ません。

上記のようなランキングは全く当てにならないということを申し添えておきます。

選ぶならスタンダードな講座を

社労士の受験自体が初めての方や、学習経験のある方は各学校が用意しているスタンダードな講座を選んでください。

TACでいえば「総合本科生」、大原でいえば「完全合格コース」です。例年9・10月から開講して翌年8月の本試験合格を目指します。

社労士試験の学習期間は約1年ほど、目安の学習時間は計800時間以上です。その中で社労士講座で学ぶ時間は、大手だと約70回の講義で1講義2.5時間の計180時間ほど。近年は暗記より思考を試す問題が増加し、試験範囲の拡大傾向から解説を重視するために、授業時間が増加しています。

講師からすると、これでも時間が足りない。限られた時間で重要なポイントを踏まえてお伝えしていますが、もっと話したい部分があるのが現実です。

基本的な講座は合格するために必要な要素を詰め込んでいます。これをこなし、自主的に復習や演習問題を解いていくことで合格できます。

そこで忘れてはいけないことがあります。授業以外で最低でも600時間は勉強することを覚えておいてください。授業を受けっ放しでは絶対に合格しません。授業を受けた後の自主学習が合否を分けます

おすすめの通信講座・通学講座はTAC

TACの社会保険労務士講座

前置きが長くなりました。さっそくおすすめの講座をご紹介します。

一番は「資格の学校 TAC」が開講している「総合本科生」です。通学・通信講座どちらも推します。

受講してみて講座内容がよかったこと、私自身が一発合格できたこと、仕事上で教材を見ても優れていると感じたことが決め手です。

おすすめポイントは次の通りです。

  1. 講座を社労士の教材専門チームが作っており、合格のツボをしっかりと押さえている
  2. 講師は専属講師が多く社労士試験のプロ揃い
  3. 合格に必要なものがワンセットになっており安心して勉強できる
  4. 通学・通信講座どちらも高品質

教材の品質・量ともに最上位です。ここに別売りの過去問題集を付け足せば合格に必要なものは揃います。

教材や講座構成が本試験に効いている

社労士講座の学習ガイド

TACは人材が充実しており、講座は社労士の教材専門チームが作っています。試験に熟知した人達が教材作りに専念しているので、内容は折り紙つき。最近の傾向や法改正をしっかりと反映させてあります。

近年、より実務に沿った問題や暗記だけでは到底解答に辿り着けない問題が出題されています。そういった難易度の高い設問にも逐次対応しており、本試験に力を発揮します。

ですから、毎年の講義スケジュールは変わります。テキストや時間配分が修正され、試験に適した設計がなされています。

講師陣が粒ぞろい

講師は大きく2つのグループに分かれます。

TACの講座だけを専属で受け持つ専属講師グループは、試験のプロ。試験に大事な要素を漏らさず伝えます。

もう一方は、社労士などで活躍する講師グループで、実務経験を踏まえてテキストの内容を分り易く伝えます。

講師と受講生の相性という問題は、なんとも言い難いところではあります。自分の通える教室講座の担当講師は何かしっくり来ない場合は、他に通える校舎の通学を検討するか、通信講座で受講してみるのも手です。

なお、通信講座の担当講師は、総合本科生の場合は岡根先生です(引退するまでいらっしゃるかもしれない人気講師)。東京で教室講座を担当されており、万人向けの先生だと思います。

教材と授業によって確実に力がつく

上記の様に、教材チームと講師チームが各々試験に必要な要素を組み込んでいます。これをベースに勉学に励めば合格は見えてきます。

必要なものは揃っています。あとは本試験までひたすら勉強するだけです。

初学者の私が受講を始めて、本試験直前の模試までどれくらいの実力が身についたのか。それを示すものが、講座の終盤にあるテストである「総合答練」です。本試験に似せた実戦形式の演習問題です。

TACの答練

健康保険はこの時ほとんど学習できていなかったので、サボっています!!労働基準法・徴収法・安衛法が苦手だったんですね…。

ここまでで使用した教材は、講座に含まれていたテキスト等と、別売りの合格のツボ(択一式)とIDEの過去問題集だけです。

試験直前の模擬試験の結果

全国一斉に行われる、社労士試験直前の最後の模擬試験も見ていきましょう。7月初め頃の実力が試されました。

TACの模擬試験択一式

TACの模擬試験選択式

本試験と同じ時間配分と問題数で模擬試験は行われます。7月の全国公開模擬試験には何とかどちらも目標点に到達できました。

しかし、択一式では健保と国年が足を引っ張っています。選択式では社会保険に関する一般常識が足きりギリギリで危うく判定不可になるところでした。

TACの模擬試験の全結果

TACの模擬試験結果

最後の公開模試の順位は609位でした。これでもA判定には到達せず。

昔は選択式のみの模擬試験を含め、3回の模擬試験がTACで行われていました。その選択式模試から最後の模試までの成績を考えると、得点力が伸びていることが分ります。確実に力がついています。

模擬試験の後は、いよいよ本試験です。

本試験の結果は?

模試が終わって、講座の最後の講義を受けた後は、ひたすら過去問とテキストの復習と、法改正の確認を重点的に行いました。そして、8月の初めての本試験の結果はというと?

社労士の合格通知書

無事、一発合格が果たせました。選択式と択一式の両方とも合格ボーダーラインを大きく超える得点です。

その後、11月の合格祝賀会に参加し、翌年8月には事務指定講習を受けて社労士登録を果たしました。

この通り、労働基準法を始めとした法律知識が全く無い状態から、翌年8月の本試験を無事合格することができました。

TACの総合本科生をしっかりやれば本当に一発合格出来ます。

どの講座を選ぶか

TACの社労士講座を選ぶ際は、初学者や初めて講座を受講される方は、総合本科生を選んでください。

1・2月から始めようとする方も出来れば総合本科生がベストです。ただし、既にいくつかの科目は済んでいますので、WEBやDVDで追っかけながら受講をしていく形となります。

例えば、雇用保険法まで進んでいる場合、雇用保険法を受けながら、労基法や労働者災害補償保険法を急いで学ぶような感じです。

4月頃からゆっくり勉強を始めて翌年の受験を考えている方は、総合本科生basicがいいでしょう。近年、難化傾向にある年金科目を手厚く勉強していきます。

詳細は、資格の学校TAC<社会保険労務士>各種コース開講で見ることが出来ます。

受講費用には割引があります

TACの講座は早期申し込みキャンペーンが実施され、本来の受講料からそこそこの金額が割り引かれます。総合本科生であれば8月から12月にかけて行われていますので、確認してみてください。

早めの申し込みの方が、特典が多い傾向にあります。

社労士試験の受験経験がある方であれば、早期申し込みよりも割引額が大きくなります。こちらも資料請求などで確認してください。

雇用保険法の教育訓練給付金制度にも対応しているので、これらの特典や制度を使うことでリーズナブルに受講できます。

資格の学校TAC<社会保険労務士>各種コース開講

あとがき

長々と社労士講座を選ぶポイントをお伝えしました。

社労士試験は難しい試験です。ですが、必要な教材と情報を得て、しっかりと復習と問題演習を行うことで合格は掴めます。その一助として、私はTACを推薦します。

ぜひ、多くの方が合格の先にあるものに早く辿り着けますように。

コメント

  1. ogata より:

    こんにちは。
    学校や講座を選ぶポイントで、
    追記で「最近、LECが心配です。」と書かれていましたが、
    なぜでしょうか?

    • toaru-sharoshi より:

      お返事が遅くなりました。大変申し訳ございません。

      >>「最近、LECが心配です。」
      このように記したのは、下記の理由からです。
      ・誤植が多い。それに対する補正が出ないことが間々ある。
      ・試験の傾向に対して、教材のピントがずれている。

      誤植はどの大手資格学校でもあります。LECはその中でも割合として高いです。
      補正内容について、再度補正するようなこともありました。
      教材の補遺が追い付いていないと感じています。

      社労士試験は徐々に傾向が変わっており、単に暗記では解けない、考えさせる問題が増えてきています。
      LECのカリキュラムは、上記の教材の件も含めて対応が間に合っていない印象です。